コラム
2026.05.18

「睡眠時無呼吸症候群が気になったら」―受診から検査・治療までの流れ

これまでのコラムでは、睡眠時無呼吸症候群の症状やリスク、検査・治療についてご紹介してきました。

一方で、

「実際にはどのように受診するのか」

「検査や治療はどのような流れで進むのか」

といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

今回は、睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合の一般的な流れについて解説します。

 

現在の症状や睡眠の状態を確認します

初診では、現在の症状や睡眠の状態について詳しく確認します。

例えば、

・いびきを指摘されたことがある

・日中の眠気が強い

・起床時の頭痛がある

・夜間にトイレなどで何度も目が覚める

・寝ても疲れが取れない

などの症状についてお伺いします。

また、生活習慣や既往歴なども含めて総合的に評価していきます。

 

ご自宅での簡易検査を行います

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、まずはご自宅で行う簡易検査を実施します。

指先や鼻にセンサーを装着して眠ることで、

・呼吸の状態

・酸素濃度

・無呼吸や低呼吸の有無

などを確認することができます。

入院の必要はなく普段に近い環境で検査を受けられることが特徴です。

 

必要に応じて精密検査を行います

簡易検査の結果によっては、さらに詳しく調べるために、主には入院で「PSG検査(ポリソムノグラフィー)」を行う場合があります。

PSG検査では、

・脳波

・呼吸状態

・心電図

・筋電図

などを測定し、睡眠状態を総合的に評価します。

これにより、より正確な診断や重症度の評価が可能となります。

 

検査結果に応じて治療を行います

検査結果をもとに、症状や重症度に応じた治療を検討します。

代表的な治療であるCPAP(持続陽圧呼吸)療法では、就寝時に専用マスクを装着し、空気を送り込むことで気道の閉塞を防ぎます。

また、必要に応じて、

・生活習慣の見直し

・減量指導

・マウスピース治療

などを組み合わせる場合もあります。

 

気になる症状がある場合は早めの相談を

睡眠時無呼吸症候群は、適切な検査と治療によって改善が期待できる疾患です。

一方で、症状に慣れてしまい、長期間そのままになっているケースも少なくありません。

「少しに気になるかもしれない」

という段階でも、早めに相談することが大切です。

 

TAKANAWA GATEWAY Clinics 睡眠・呼吸器では、専門医による診療体制のもと、検査から治療まで一貫して対応しております。

気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

 

 

関谷 宗之 院長
この記事の執筆・監修者

関谷 宗之 院長(Muneyuki Sekiya)

15年間、大学病院にて喘息やアレルギー、睡眠時無呼吸症候群などの専門医療に携わってきました。「これくらいで病院に行っていいのかな」と迷うような、長引く咳やいびき、息切れも、実は体からの大切なサインです。ひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの毎日の心地よさを取り戻すパートナーとして、真摯に寄り添います。

略歴

  • 2010年 東邦大学医学部医学科 卒業
  • 2010年 東邦大学医療センター大森病院 初期臨床研修医
  • 2012年 東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 入局
  • 2017年 社会福祉法人三井記念病院 呼吸器内科 医員
  • 2019年 東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 助教
  • 2026年 TAKANAWA GATEWAY Clinics 睡眠・呼吸器 院長

資格・所属学会

【資格・専門医】
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医 / 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医 / 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 / 日本アレルギー学会 アレルギー専門医 / 日本喘息学会 喘息専門医 / 日本禁煙学会 禁煙認定指導医 / 難病指定医 / 身体障害者福祉法指定医(呼吸機能障害)

【修了認定】
医師の臨床研修に係る指導医講習会修了医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了医

【所属学会】
日本睡眠学会 / 日本感染症学会

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