「自分には関係ない」と思っていませんか?―睡眠時無呼吸症候群は痩せ型や女性にもみられます
これまでは、睡眠時無呼吸症候群のリスクや検査・治療についてご紹介してきました。
一方で、
「自分は太っていないから関係ない」
「女性だから可能性は低いのではないか」
と考えている方も少なくありません。
今回のコラムは、睡眠時無呼吸症候群が必ずしも“典型的なイメージ”だけではないことについて解説します。
睡眠時無呼吸症候群=肥満とは限りません
睡眠時無呼吸症候群は、肥満と関連が深い疾患として知られています。
実際に、体重増加によって首まわりや気道周囲に脂肪がつくことで、気道が狭くなり、無呼吸が起こりやすくなるケースは少なくありません。
しかし、睡眠時無呼吸症候群は、肥満の方だけに起こる疾患ではありません。
痩せている方でも起こることがあります
体格が標準的、あるいは痩せ型であっても、
・あごが小さい
・もともと気道が狭い
・鼻づまりがある
・扁桃肥大がある
など、気道の構造的特徴によって無呼吸が起こる場合があります。
そのため、「太っていないから大丈夫」とは一概には言えません。
女性にもみられる疾患です
睡眠時無呼吸症候群は男性に多いイメージがありますが、女性にもみられる疾患です。
特に、更年期以降では発症リスクが高くなることが知られています。
また、女性の場合、
・いびき
・日中の眠気
だけではなく、
・疲れやすさ
・起床時の頭痛
・不眠感
・気分の落ち込み
などが前面に出ることもあり、睡眠時無呼吸症候群と気づかれにくいケースがあります。
若い世代でも注意が必要です
睡眠時無呼吸症候群は、中高年だけの疾患ではありません。
若い世代でも、
・強いいびき
・日中の眠気
・起床時の頭痛
・集中力の低下
などの症状がみられる場合には注意が必要です。
仕事や学業への影響につながることもあり、生活の質を低下させる原因となる場合があります。
「自分は違う」と思わずに
睡眠時無呼吸症候群は、体型や性別だけで判断できる疾患ではありません。
「いびきを指摘されたことがある」
「寝ても疲れが取れない」
「日中の眠気が気になる」
といった症状がある場合は、一度客観的な評価を受けることが大切です。
TAKANAWA GATEWAY Clinics 睡眠・呼吸器では、専門医による診療体制のもと、検査から治療まで一貫して対応しております。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
関谷 宗之 院長(Muneyuki Sekiya)
15年間、大学病院にて喘息やアレルギー、睡眠時無呼吸症候群などの専門医療に携わってきました。「これくらいで病院に行っていいのかな」と迷うような、長引く咳やいびき、息切れも、実は体からの大切なサインです。ひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの毎日の心地よさを取り戻すパートナーとして、真摯に寄り添います。
略歴
- 2010年 東邦大学医学部医学科 卒業
- 2010年 東邦大学医療センター大森病院 初期臨床研修医
- 2012年 東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 入局
- 2017年 社会福祉法人三井記念病院 呼吸器内科 医員
- 2019年 東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 助教
- 2026年 TAKANAWA GATEWAY Clinics 睡眠・呼吸器 院長
資格・所属学会
【資格・専門医】
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医 / 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医 / 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 / 日本アレルギー学会 アレルギー専門医 / 日本喘息学会 喘息専門医 / 日本禁煙学会 禁煙認定指導医 / 難病指定医 / 身体障害者福祉法指定医(呼吸機能障害)
【修了認定】
医師の臨床研修に係る指導医講習会修了医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了医
【所属学会】
日本睡眠学会 / 日本感染症学会