コラム
2026.04.27

CPAP治療に対する不安と実際の使用感―継続するために重要なポイント

前回のコラムでは、睡眠時無呼吸症候群のリスクや治療の重要性についてご紹介しました。

今回は、治療の中心となるCPAP(持続陽圧呼吸)療法について、「実際の使用感」「よくある不安」を中心に解説します。

 

CPAP療法とは

CPAP療法は、就寝時に専用のマスクを装着し、機械から空気を送り込むことで気道閉塞を防ぐ治療です。

これにより、睡眠中の無呼吸や低呼吸を抑制し、低酸素状態の改善と睡眠の質の向上が期待されます。

 

よくある不安

CPAP療法に対して、以下のような不安を感じる方も少なくありません。

・機械をつけたまま眠れるのか

・息苦しさを感じないのか

・音が気にならないのか

・毎日継続できるのか

こうした不安から、治療に踏み出せないケースも見られます。

 

実際の使用感

現在のCPAP機器は小型化・静音化が進んでおり、日常生活に支障なく使用できるよう設計されています。

使用直後は違和感を覚えることもありますが、多くの場合、数日から数週間で慣れてきます。

また、マスクの種類やサイズの調整、圧設定の調整により、使用感を改善することが可能です。

 

継続のための重要なポイント

CPAP治療は「継続すること」が重要です。

違和感がある場合でも、

・マスクのフィッティング調整

・圧力設定の見直し

・定期的なフォローアップ

などにより、無理なく続けられるよう調整が行われます。

「合わない=中止」ではなく、調整しながら継続することが基本となります。

 

継続によって得られる効果

CPAP治療を継続することで、

・日中の眠気の改善

・起床時の頭痛やだるさの軽減

・集中力や注意力の改善

などといった変化が期待されます。

その結果として、仕事のパフォーマンス向上や、運転中の注意力の低下のリスク軽減にもつながると考えられています。

 

不安がある段階でも問題ありません

CPAP治療は、初めから完全に慣れる必要はありません。

不安や違和感がある場合でも、医師や医療スタッフと相談しながら調整していくことが可能です。

 

TAKANAWA GATEWAY Clinics 睡眠・呼吸器では、専門医による診療体制のもと、検査から治療まで一貫して対応しております。

ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

関谷 宗之 院長
この記事の執筆・監修者

関谷 宗之 院長(Muneyuki Sekiya)

15年間、大学病院にて喘息やアレルギー、睡眠時無呼吸症候群などの専門医療に携わってきました。「これくらいで病院に行っていいのかな」と迷うような、長引く咳やいびき、息切れも、実は体からの大切なサインです。ひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの毎日の心地よさを取り戻すパートナーとして、真摯に寄り添います。

略歴

  • 2010年 東邦大学医学部医学科 卒業
  • 2010年 東邦大学医療センター大森病院 初期臨床研修医
  • 2012年 東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 入局
  • 2017年 社会福祉法人三井記念病院 呼吸器内科 医員
  • 2019年 東邦大学医療センター大森病院 呼吸器内科 助教
  • 2026年 TAKANAWA GATEWAY Clinics 睡眠・呼吸器 院長

資格・所属学会

【資格・専門医】
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医 / 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医 / 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 / 日本アレルギー学会 アレルギー専門医 / 日本喘息学会 喘息専門医 / 日本禁煙学会 禁煙認定指導医 / 難病指定医 / 身体障害者福祉法指定医(呼吸機能障害)

【修了認定】
医師の臨床研修に係る指導医講習会修了医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了医

【所属学会】
日本睡眠学会 / 日本感染症学会

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